マイホームの床への愛

憧れのマイホーム、書斎、自分の部屋、ついに手に入れた安住の家。マイホームへの愛は新築の注文住宅であればなおさら深いようです。
我が家を新築したとき、親にくちうるさく言われたのは、「家具を引きずるな!」です。ダイニングテーブルにつこうと椅子を引くときも、「椅子を引きずるな!」。わざわざ椅子の背もたれを持って持ち上げて、引いていました。座ってから微調整するときも座面を持って持ち上げていました。掃除機をかけるときもそう。重たいソファを動かす時は二人がかりで持ち上げて、大きな観葉植物の鉢も腰に気を付けて動かしてから。そんな努力をしていても、やっぱり床に傷はついて行きます。新築でまっさらなものは、後は傷ついて汚れていくだけ、仕方ありません。新築に暮らし始めて3年目を迎えるころには、何も言われなくなりました。
それまで週末の掃除のたびにかけていた床の保護オイルも、今では大掃除の時だけ。でも軋み始めた床を「鴬張り」と呼んだりして、家への愛は健在です。